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S a m p l e
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 隔週金曜日発行
        S t o r y  G a t e  M a g a z i n e
                         (創刊号,02/5/24)
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ストーリーゲートマガジンは、童話作家、絵本作家を目指す方に作品を発表す
る場を提供し、より多くの人の目に触れるチャンスをつかんでいただくことを、
そしてより多くの方に夢と潤いをお届けすることを目的としています。

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はじめまして、編集長の佐藤真也です。
今、『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』の大ヒットでファン
タジーや童話が注目されています。このブームで、幼い頃に読んだ童話や絵本
を思い出したという方は、多いことと思います。
時代とともに人々の心も変化し、時代とともに新たなヒット作が生まれていき
ます。ですが、昔から読み継がれてきたお話には、時代が変わってもどこかし
らに多くの人が共感できる要素が詰まっています。

書き手は、人々が何を考え何をもとめているのかを研究することも重要といえ
ます。
インターネット媒体は、書き手と読み手をつなぐ架け橋にもなります。
これをうまく使えば、やがてはヒット作を生み出すことも夢ではないかもしれ
ません。
生意気にも、壮大な夢を語ってしまいましたが、まずは一人でも多くの方に支
持されるものを作っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 ◎目次 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 ● コラム 『五月晴れのベランダにて』九十九 耕一
 ● 作家インタビュー『とにかく書き続けること』立原えりか
 ● ストーリーゲートおすすめ作品『あんず林のどろぼう』『人魚姫』他
 ● ストーリーゲートの新作 『ウシになろうとしたカエル』
 ● 作品募集のお知らせ
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★ コラム
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『五月晴れのベランダにて』 九十九 耕一

 晴れた朝は窓を開け、爽やかな風を入れます。もしその朝が予定のない休日
だったら、風が楽しいプランを運んできてくれるでしょう。
 例えば、散歩に出かけて、途中で桑の実を二、三粒失敬するとか。おいしい
アイスクリームを食べに行く、なんていうのもいいでしょう。雑貨屋さんを覗
いて回るなんていうのはいかがでしょう?
 ベランダの鉢植えに水をやりながら、五月晴れの計画を、のんびりとたてて
いきます。これも楽しみのひとつです。アパートのベランダなんて、ほんのわ
ずかなスペース。でも、こんな狭い場所でも、けっこう楽しめるんですよ。
 水やりをしていると、大家さんの庭の桜の木が、にわかに騒がしくなります。
私の姿を見て、スズメたちがエサを催促に来たようです。私は台所へ行き、米
びつから米をひとつまみ。ベランダの手すりの上に米を並べてやると、気の早
いスズメは、私が部屋に引っ込む前に飛んできます。だいぶ仲良くなりました
が、私の手から食べてくれるようになるには、まだまだ長い時間が必要なよう
です。
 この前、ようやく飛べるようになった、という感じの、幼さたっぷりのスズ
メが来ました。まだまだ甘えん坊で、自分でも米をついばむことができるのに、
口を大きく開けて、親スズメが食べさせてくれるのを待っています。親スズメ
も甲斐甲斐しく、我が子に米を食べさせていました。見ていた私は、五月の日
だまりみたいな暖かい気持ちになりました。
 ところで、大家さんの庭の桜には、今、さくらんぼが色づき始めています。
「いつも米をあげてるんだから、お礼にあのさくらんぼを持ってきてくれたら
なあ……」なんてことを思っている、今日このごろです。
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九十九耕一(つくも こういち) Kouichi Tsukumo

1970年生まれ。日本ジャーナリスト専門学校文芸創作専攻科卒業。
1994年、「第11回アンデルセンのメルヘン大賞」に『トゲなしサボテン
』で入賞。翌年、「第12回アンデルセンのメルヘン大賞」に『夜風のウィン
ディア』で大賞を受賞。2000年、「第31回JOMO童話賞」に『握りば
さみ』で優秀賞を受賞する。古本屋でアルバイトをしながら、童話を書く。
『ヒースランド』『あるく』に毎号執筆。また、個人誌『銀星通信』を発行。
著書に『トゲなしサボテン』(愛育社)がある。
趣味は鉱物収集。ときどき、テントをかついで小さな旅に出ることも。
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★ 作家インタビュー
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今回は日本を代表する童話作家、立原えりかさんにお話をお伺いしました。
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立原えりか(たちはら えりか) Erika Tachihara

東京生まれ。童話作家。『人魚のくつ』でデビュー以来、自分流のファンタジ
ーを書きつづけている。代表作『木馬がのった白い船』、『まどろみの夢から
夢へ』『うたってよ、わたしのために』ほか。最新作は『天女のあかり』『天
人の橋』『みんな夢の中』など。愛育社より発売中。
広島アンデルセン、池袋西武コミュニティカレッジ他で童話創作教室の講師、
通信教育による「立原えりかの童話塾」の塾長。「童話塾」の機関誌『ヒース
ランド』編集長などをつとめている。趣味はタイ料理の食べ歩きと、ハワイア
ンフラを踊ること。『わたしのタイ・タイ料理』を刊行した。
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<立原さんが童話を書き始めたきっかけを教えてください>

他にできることがないから…(笑)
人はそれぞれ違う能力を持っています。
私は学生時代に「自分は文章を書くことかな?」って思ったんです。

<最初は自費出版ですよね?>

ええ。その当時は自費出版、珍しかったんでしょう。
有名なある童話作家さんが読んでくださり、「一緒に同人誌を作りませんか?
」と声をかけてくださったんです。その同人誌が雑誌社の編集者の目にとまっ
て雑誌のお仕事を頂きました。22歳の頃です。

<立原さんのお話の書き方を教えて欲しいのですが、お話はどのように
生まれてくるんですか?>

お話の構想が浮かぶのは、家でテレビを見ている時とか旅行中とか、ほんと何
気ない時です。最近書いた『みんな夢の中』(愛育社)は、コペンハーゲンの
劇場の前でベンチに座っているときに浮かんだものです。
いつもそうなのですが、エンディングをどうするかを最初に決めてから、書き
進めていきます。

<作家を目指す方にメッセージをお願いします>

とにかく書き続けることが大事だと思います。私は今でも、1カ月に1編、い
い作品ができればと思いながら書き続けています。出版のお話を頂いた時に、
すぐにいくつかの作品の原稿をドサッとお渡しできるようでないと、作家とし
て失格だと思っています。

<童話作家にならなかったら、どんな職業についていたと思いますか?>

主婦かな。料理好きだし…
童話作家という肩書きは、気に入ってますよ。
「作家」より、何だか弱そうなイメージがあるようで、、、
皆さん大事にしてくれるから(笑)
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次回のインタビューはイラストレーターの宇野亞喜良さんです。お楽しみに!

★ ストーリーゲートおすすめ作品
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今回はインタビューにご協力いただいた立原えりかさんに選んでいただきまし
た

●『あんず林のどろぼう』
どんなに悪い人だって……きっと心のどこかにキレイなところがある。例えば
この物語に出てくる一人のドロボウの心にだって、そんなところがあるに違い
ない。満開のアンズ林の真中で不意に心が洗われる瞬間……

文:立原えりか、絵:安田隆浩、ナレーション:児嶋浩次郎、音楽:安藤治彦、
オーサリング:中田 薫
http://www.so-net.ne.jp/storygate/story/free/index.html
※この作品は5月末まで無料でお楽しみ頂けます

●『朝風売ります』
朝風は思い出をつめこんで窓から入り込んでくる。そんな朝風を売る店が、遠
い町の見知らぬ商店街にあったとしたら……。フワフワとした心の隙間に吹き
込む一陣の風。そんな朝風を一緒に買いに行きませんか?

文:立原えりか、絵:味戸ケイコ、ナレーション:藤田淑子、音楽:市花真弓
オーサリング:中田薫
http://www.so-net.ne.jp/storygate/story/asakaze/index.html

●アンデルセン原作『人魚姫』
深い海の底にあるという人魚の国。そこに棲む人魚の姫さまは、15歳になると
海面に出ることを許されます。そして一番年下の姫さまが海面に上がった夜の
こと。事件は嵐とともに訪れます。究極のロマンスがあなたの心を直撃する!

文:立原えりか、絵:東逸子、朗読:宮本裕子、音楽:深町純/小倉祐一、
オーサリング:北島佳子
http://www.so-net.ne.jp/storygate/story/ningyo/index.html
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★ ストーリーゲートの新作
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http://www.so-net.ne.jp/storygate/special/new/newer.html

『ウシになろうとしたカエル』ラ・フォンテーヌ寓話から
寓話ってのは、何かしらタメになるお話しのこと。イソップなんかが有名だよ
ね。ラ・フォンテーヌってのもそんな寓話の一つ。思わず納得の物語に人生を
考えさせられるかも!
夢や目標を持って生きるのは良いことだけど中には無謀な夢もあり、そんな夢
は叶えるのが難しくまた弊害をもともなう。例えばこの物語の主人公のカエル
の夢だけどこういう夢を抱いてる人って多いんじゃないかな 

文:立原えりか、絵:いもとようこ、声:大神いずみ、
音楽:大津未来、歌:青山 貴、オーサリング:北島佳子

★ 作品募集のお知らせ
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『ストーリーゲートマガジン』は皆様からの作品を募集しています。
募集作品はオリジナル(自分で発案したもの)の童話、詩または絵本とします。 
審査手数料として1回につき3000円がかかります。
応募点数は1回につき3点までの作品応募が可能です。締切は毎月末日です。

審査の結果、優秀作品は『StoryGate Magazine』のホームページ上に掲載され
ます。またホームページ上で多くの編集者や読者からの感想やアドバイスを受
けることができます。

特に優秀な作品は以下の優遇があります。 

1).本、雑誌、ラジオ、TV、モバイル、ブロードバンドコンテンツなど、よ
り多くの人の目に触れる場での作品発表につながることを念頭に、作者の許諾
をえた上で「オーディション・オンライン・システム『StoryGate Magazine』」
と関わりのある関係者に作品をお勧め致します。

2).ソニーコミュニケーションネットワーク(株)運営のデジタル絵本ダウ
ンロードシステム『Pocket Story Gate』にて、絵やナレーションや音楽が付
いたデジタル絵本を出版。(仕上げる際の制作費を支給)

原稿の送付先、お振込先の他、詳しい応募要項のお問い合わせやご質問は
以下のアドレスまでお願いします。
storygate@herogarage.co.jp

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【発行】 ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
    /株式会社ヒーローガレージ
【編集責任者】 佐藤 真也
【ホームページ】 http://www.herogarage.co.jp/story/
【ストーリーゲート】 http://www.so-net.ne.jp/storygate/
【お問い合わせ】mailto:storygate@herogarage.co.jp
※掲載記事の無断転用、転載はお断りいたします。
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